Shunya Museum

 

この小美術館は粟田哲夫が 40余年に制作した作品と、これから制作する作品を展示する場であります。
今までの足跡を皆様方に気楽に入館して絵に親しんでいただきたいと思って設立したものです。シューニヤ (サンスクリット語・空名)美術館と命名したのは、絵について興味のある人は勿論のこと、関心がない、わからないと敬遠している人に是非心を空にして観ていただきたいと思ったからです。
絵は時代の流れとともに色々な価値や位置づけをされてきました。この美術館に入館していただいた時は、ひとりひとりが持っている絵に対する既成概念や偏見を捨て気取らず普段着のままで作品にふれてみてください。その時感じたこと、思ったこと、何でも結構です。ひと言声を心に問いかけてみてください (自問)。つぎに隣人にその思いを伝えてください(共有)。さらにみたこと、感じたこと話し合ったことを広げてください(伝達)。
絵を通して日常生活の中に美楽 (びがく)を咲かせる機会をつくる糸口(媒体)となることを願っています。またこの美術館を出た時、山歩きや森歩きをした後のように何か新しい息吹を感じ、明日への力になればと思っています。さらに足を運んでいただく度に新鮮で素朴な自分自身を発見していただければ幸いです。

 

 

2000 マンダラ 180×450

 


Copyright (C) 2004 PAZWORLD Co., Ltd. All Rights Reserved