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第三美谷学園エイブルアート展

日時 2004年1月10日(土)-25日(日) 11:00AM-6:30PM
場所 ギャラリーパスワールド

第三美谷学園 アート・ワークショップ

1.期日 2003年11月30日10:00〜16:00
2.10:00 ワークショップ
3.12:00 昼食
4.13:00 可児市の宮太鼓グループ実演
5.14:00 ワークショップ
6.16:00 終了


第三美谷学園 アート・ワークショップにあたって

美谷学園はまだ十分な体制ではありませんが、音楽、美術療法に力を入れています。
特にふるさとクラブのメンバーの人達は、毎回美術の時間をとても楽しみに熱心に取り組んでいます。
今回は、アーティストと一緒に作品作りをしようと、初めてのワークショップを開催することになりました。
東京在住の長谷川千賀子さん、岐阜市在住の吉田祥子さん、ふたりの彫刻家を招いて、造形的なものを主に作ります。日頃は、平面の作品が多いため、少し立体的な物にも挑戦してみることにしました。
材料は特別な物ではなく、身近にある素材をみんなで工夫して手間をかけて集めました。
例えば、今日は2種類のフレームを使いますが、これはカマボコ板から作りました。このカマボコ板は、ふるさとクラブのメンバーが、洗ってきれいにし、サンドペーパーで丁寧に磨きました。美しい木目が模様となって浮き出て、まるで作品のような白木の板になりました。これを4枚組合わせフレームとして使います。しかし、このフレームにペイントすることになりました。こんなにきれいな板でも、カマボコ板はカマボコ板なので、これを変身させたいという考えです。
組み立てとペイントは作家とサポーターが事前にしておきました。

地域との交流や、障害のある人達のアートについてご理解いただくために、一般の方にも参加していただきました。ひと時、創作活動で心身ともにリラックスして、一緒に楽しんでいただけますことを願っております。今日はみんながアーティストです。

講師プロフィール

長谷川千賀子さんは多摩美術大学大学院彫刻科を卒業、東京を拠点に個展、グループ展を開催。イタリアでも度々発表する。パートドヴェール技法のガラスを得意とし、ブロンズ、石などと融合させる。東京在住。

吉田祥子さんは同じく多摩美術大学彫刻科卒業、東京で建築設計関係の仕事に携わり、今年岐阜へ戻る。美術教師として教育現場に立ち、制作活動をしている。石彫を得意とする。岐阜市在住.

◆エイブルアート(ABLE ART)ついて◆
障害のある人たちの生み出す作品は、これまで福祉のフィルターを通した見方が一般的でした。「エイブル・アート」は、障害のある人たちのアートを<可能性の芸術>としてとらえ生命力を失いつつある現代社会に生きる人たちが、 アートを通して人間性を恢復(かいふく)させ、 さらに芸術と社会の新しいコミュニティーを築いていく市民芸術運動です。 (参考資料エイブル・アート 2001イギリスにおける日本エイブルアート展のついて紹介文より抜粋)




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